【物語シリーズ】貝木泥舟【本物を凌ぐ偽物】

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みなさん、こんにちは!

本日も、良質で!厳選されて!魅力的な!サイコパスを紹介します!

今回紹介するのは、小説、アニメともに大ヒットした、

化物語(物語シリーズ)より

天才詐欺師、ゴーストハンターこと

貝木泥舟

です!

余談ですが、私はこのキャラがとても好きなので、紹介できることにウキウキしてます^^

みなさんも、貝木の沼にどっぷりハマってください!!

せっかちさんに向けて、結論から言うとこのキャラは、、、

本物を凌ぐ偽物。偽りだらけのダークヒーロー

です!

ぜひ最後までお付き合い下さい!!

このキャラのサイコパスチャートはこちら!

  • 残虐性   ☆☆☆☆☆ 人を○害とかしないので0です
  • カリスマ性 ★★★★☆ 口だけで全てを欺く姿はカリスマ性○、ただ作中のキャラ達からの評価は低い
  • 芸術性   ★★★★★ 落語、ラップを思わせるように流れる彼の嘘は、芸術性あり。
  • 人心掌握  ★★★☆☆ もちろんターゲットへの評価は高いが、プライベートでの評価は✕。そもそも人心掌握しようとしていない。
  • 人当たり  ☆☆☆☆☆ 歩く不吉と言われる始末。そりゃ0です。

※この記事はネタバレを含みます!ご注意下さい!!

あらすじ

直江津町に住む男子高校生の阿良々木暦(あららぎこよみ)が

”怪異”と関わった少女たちと出会い、その怪異にまつわる事件を解決していく話。

そんな暦の妹、火憐(かれん)の学校で、おまじないが流行り、学校中がパニックに。

火憐が、事件の元凶の男のもとへ殴り込みにかかるも、返り討ちに。

聞けばその男、暦の彼女にあたる戦場ヶ原ひたぎとも過去に深い因縁があり、

彼女と共に暦は、事件の元凶、「貝木泥舟」と対峙するのだが、、、

貝塚の”貝”に枯れ木の”木”だァ。

貝木泥舟は、黒いコートに黒いスーツを身に纏い、

肌は青白く、目の下にはクマがあり、ヘビのような顔つきで、

ドラキュラを思わせるような反り上がった髪型をしている

天才詐欺師

です。

しかし、みるからに胡散臭く、主人公曰く

「不吉な予感がする、凶という意味で」

と言われるくらい、警戒されており。

いわゆる、

人当たりのいいサイコパス要素

は兼ね備えていません。

しかし、彼の本質はそこにはないのです、、、

「偽物だが、一流の詐欺師」

彼は、暦の彼女”戦場ヶ原ひたぎ”と因縁を持ってます。

ひたぎ曰く「偽物だが、一流の詐欺師」と言わしめており、

過去に、家庭環境に問題があった、戦場ヶ原家を貝木が取り持つと言うものの、ひだぎは

両親離婚させられ、その上、言葉巧みに金を巻き上げられたいう過去を持つ

また暦の妹、火憐の学校に”お呪い”を流行らせた張本人であり、

事件の解決のため、殴り込みにきた火憐を説き伏せ、偽りの怪異

囲い火蜂

を与え、返り討ちにしている。(ここで面談料としてお金もしっかり拝借してる

そう、このキャラとにかく、、、

口車がうまいんです。

言ってることは詭弁のような内容が多いんですが、その流れるような語り口調から出される言葉は、

落語のような、ラップのような芸術性

を認めざるを得ません。

すらすらと流れるように嘘をつく。それが彼を一流詐欺師として成り立たせているのでしょう。

情報が欲しいか?教えてやる、金を出せ。

貝木泥舟の思想をとてもシンプルです。

お金至上主義

それに勝るものは無いといった感じで、何をするにもお金を要求します。

〇〇して欲しいか?〇〇してやる、金を出せ。

これをネット上では、貝木三段活用と言われています。

ネットに認知されるくらい、めちゃくちゃ言います。

中学校でお呪いが流行ったきっかけも、中学生からお呪いを売って欲しいという契約のもとであり、

全てはお金のためです。

しかし中学生相手だろうと、取れるお金は小銭までしっかり取ります。

また貝木は、とある事件から手を引くように言われ、「手を引いたら300万あげる」と言われ

「わかった。手を引く」といい、、、

事件から手を引かずに300万盗み取るなんてこともします。

そんな拝金主義な貝木ですが、意外な一面があります。

貝木泥舟のギャップ3選

・其の壱

負けず嫌い

貝木泥舟は、冷徹で非情に頭が回ることから、すごいクールキャラだと思われますが、

実はとても負けず嫌いです。

というより、否定されたら曲げない精神が強く、

「貝木には〇〇出来ない。」と言われると

ならやってやるよ。

の精神で動いてしまします。

作中でも、ひたぎと沖縄の空港で待ち合わせの時、

ひたぎがおもしろメガネを着用しているのを見かけた際に、貝木は

面白さで負けたくない、、、!!!!

の精神から、

貝木にはとても似合わないアロハシャツで登場し、ひたぎにオレンジジュースを吹かせてます。

その時の内心、

「勝った。」

と言ってることから。そうとう負けず嫌いなことが伺えます。

意外なギャップにキュンなのです☆

・其の弐

絵が可愛い

後述しますが、ひたぎの依頼で、ある人物を騙して欲しいと言われ、

「まずは、人間関係をまとめるか。」

といって、図にして人間関係を洗っているシーンがあるのですが、、、

その時の絵がめっちゃ可愛いです。

なんていうか、

女子中学生が書いたのかな?^^

って思ってしまうような、可愛らしい絵を書き、

とても、あの冷血漢が書いた絵とは思えません。

しかしそんな貝木にキュンなのです♡

・其の参

足がめちゃくちゃ速い。

貝木は「荒事は専門外」と口述しており、

見た目からも、とても実戦が強そうな見た目をしてません。

なので、全体的に身体能力が低そうなのですが、、、

直江津高校の陸上のエース、神原駿河を余裕で走り抜けるほど俊足です。

しかし、走るフォームは絶望的にダサいのも、、、キュンなのです♡

貝木泥舟の大一番「神騙し」

人を騙し、日銭を稼ぎ、のらりくらりしている彼ですが

ある時、大きな依頼が舞い込みます。

依頼人は戦場ヶ原ひたぎ。

かつて彼女の両親を離婚させ、

金をだまし取り、

人生のドン底に追いやった、

因縁のある相手です。

依頼内容は、とある女子中学生を騙して欲しい

とのこと。

ここだけ聞けば簡単な内容に聞こえますが、そこらの女子中学生とは訳が違います。

蛇の神様に成って、街一つ消滅させられる力をもった女子中学生

を騙せというのです。

聞けば、神様になった女子中学生の千石撫子に逆恨みされて、

阿良々木と戦場ヶ原ひたぎは卒業式を迎えたら56されるとの事。

相手は神様。失敗した時のリスクがでかいと貝木は悩みますが、

その街に、かつて敬愛した臥煙遠江先輩の忘れ形見、神原駿河がいることで

依頼を受けることにします。

まずは、千石撫子の素性を知るために、千石家に伺い、同じく子供をなくした親に扮することで

千石両親と打ち解けることで情報を収集。

そして、撫子がいる

北白蛇神社

に参拝することで、撫子とコミニュケーションを取っていきます。

「この娘を騙すのは容易い」

貝木は撫子とのコミュニケーションでそう判断し、

また、ひたぎにもそう断言した上で、

参拝を重ね、

毎日1万円お賽銭を投げ、

時には日本酒をあげることで、

信用を勝ち取り、遂に撫子を騙そうと、貝木は撫子にこう告げます。

「阿良々木、戦場ヶ原は交通事故で亡くなった」

貝木は、撫子が

「人生において騙された経験がない、蝶よ花よと育てられた箱入り娘」

と分析したうえで、こんな嘘でも信じると思っていましたが。

撫子の答えは、

「なーんだ、貝木さんも私を騙すんだ」

と嘘を看破。

大量の境内を埋め尽くすほどの蛇に囲まれて、貝木は絶体絶命のピンチに見舞われます。

お前、漫画家になりたいのか?

大量の蛇に囲まれ大ピンチの貝木、

貝木は撫子に対して大きな誤解をしていました。

撫子は

「騙されたことがない故に心が純粋」

なのではなく

「そもそも誰に対しても心を開いてない」

の方が正しく、

貝木もまた、撫子の演技に騙されていたのでした。

続けて撫子は、騙されたペナルティーとして、○害する対象に、羽川、八九寺、そして神原の名前を挙げます。

完全にぶっ壊れてしまっている撫子、怒り狂う彼女に声は届きそうにありません。

蛇に体を締め付けられ、今にも絞め殺されてしましそうな貝木、為すすべ無しか、、、と思いきや

貝木はこう切り出します。

「お前、神様になりたくてなったわけじゃないっていったよな?」

「じゃあ、お前は何になりたいんだ?」

「お前、漫画家になりたいのか?」

そういわれた途端、撫子と蛇たちはピタッと動きを止めます。

「わかった、騙されたと思ってやってみるね。」

「なんでそれを知っているー!!」

と、さらに怒り狂うも、恥ずかしいそうな撫子は、貝木の元に駆け寄り、

身動きの出来ない貝木に、

殴る蹴るのサンドバック状態にします。

これは一体どういうことなのかというと、

実は貝木、千石家に行った際、撫子の部屋から自作漫画を発見していたのでした。

これを切り札に取っておいた貝木。

撫子を動揺させることに成功します。

そして続けてこういいます、

「神様になって復讐した後どうする?神様になった半年であやとりしかやることがないくらいに退屈していただろ?」

「神様になりたいわけでも、幸せになりたい訳でもないなら、なんで漫画家にならなかったんだ?」

「俺は、かけがえのないものが嫌いだ。希少価値に腹が立つ。その分金はいい。全てが買えるけど、かけがえなくもないからだ」

「阿良々木しか、かけがえのないものは無いのか?阿良々木の彼女なんてかったるいのは、他の女に任せとけ」

「阿良々木以外はかけがえのないものは無いのか?他にもやりたいことがあるだろう?」

貝木にそう言われて、撫子は

「神様をやめるのはもったいない気がするけど、、、」

といいつつも、

「漫画の神様と呼ばれた人もいるよね?」

といい、貝木が

「お前ならきっとなれるさ。騙されたと思ってやってみな。」

と言われ撫子は

「わかった、騙されたと思ってやってみるね。」

と返します。

そうして、貝木の神騙しは無事成功するのですが、何よりも、、、

相手が「騙されてると理解した上で、騙される」。

これってすごいエモいですよね

一流の詐欺師、貝木泥舟

一番の大仕事では、相手を騙せなかったって構図が凄くいい。

もともと、言葉遊びが上手い物語シリーズですが、とても好きな一幕です。

またの名を、ダークヒーロー貝木泥舟

これまで貝木泥舟を

冷徹で、不気味な、拝金主義者といて扱っていましたが、

作中、そんな彼のイメージと相反するシーンが多数見受けられます。

まず、ひたぎに撫子を騙すように依頼されるシーン。

ひたぎは、貝木に手付金10万渡すといいますが、貝木は

「今回のケースでは10万じゃとても足りない」といいます。

そこで、ひたぎは

「何としてもお金は集める、いざとなれば体を、、、」

そう言いかけた時、貝木は

ひたぎにコーヒーを掛けます。

(そのちょっと前に、ひたぎにオレンジジュースをかけられて、貝木が「子供の粗相にイライラしない」といったすぐにコーヒー掛けてるその対比がすごい良い。)

また、過去に戦場ヶ原家をめちゃくちゃにしたと述べたが、実は

戦場ヶ原家はもはや修復不可能なほど悪化しており、

原因である母親を、ひたぎから遠ざける意味で離婚させた経緯があり、

仕事のついでと言いつつ、ひたぎ母がはまっていた宗教団体を壊滅させたりしている。

また、撫子の神化を解いた後に、北白蛇神社に阿良々木がやってきた際も、

決して

「戦場ヶ原から依頼を受けた」

とは言わず

「臥煙先輩から依頼を受けた」

と嘘を付き、

貝木は撫子のことを考えて

「今後、お前は撫子に関わるな」

というと、阿良々木は

「出来ない。俺には責任がある」

といいます。それに対して

「お前に出来ることはない、恋愛が人を強くすることもあるが、ダメにすることもある。」

「お前が戦場ヶ原を強くしたように、俺が千石を強くした。適材適所みたいなもんだ。」

といい。説得しています。

、、、うーん。妙だ。

冷徹で、拝金主義者の彼がそんな事を言うのか?

答えはNOだ。ただ、冷徹で拝金主義者なわけじゃない。

私が思うに貝木泥舟は、阿良々木暦の対比だと思うのです。

阿良々木が、正義のヒーロー困った人は見捨てれない陽の部分だとすると、

貝木泥舟が、ダークヒーロー。憎まれごとを言いつつも、人を助ける、陰の部分だと思うのです。

ふたりとも表面のイメージは違えど、根っこの部分は同じだと私は思いました。

終わりに

どうでしたでしょうか?

貝木泥舟の魅力伝わったでしょうか?

これを機に、物語シリーズを見て下さる方が増えると筆者は嬉しいです!

しかし、今回まとめてみて思ったのですが、あれですね。

貝木、いうほどサイコパスじゃないですね。

サイコパスっていうよりダークヒーローですね。

これは貝木の名言を借りるとこうですね。

今回の件から俺が得るべき教訓は、記事に起こす前に、キャラへの理解を深め、適切な記事を書くべきだと言うことだ

僕の心の中の貝木がそう言ってます。

いやぁー痛い所を突かれました。ただ、、、

中学生から小銭単位で金を巻き上げるのは完全にサイコパスだと思います。

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