【冷たい熱帯魚】村田幸雄【でんでん】

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みなさん、こんにちは!

今回は、園子温監督の作品

映画「冷たい熱帯魚」

から

でんでんさん

が演じる

村田幸雄

について紹介します!

この映画はジャパニーズホラーの傑作で、その演出に度肝を抜かれた方も多いと思います!

かくいう私もその一人です笑

そんな中でも一番キャラが際立っていた、村田幸雄に焦点を当てて

彼のサイコパス性をお伝えできればと思います!

そんな彼を一言で表すなら、

ボディの透明化ならお任せ!残虐性特化のダサおじサイコパス!

です!

ぜひ、最後までお付き合い下さい!

※本記事はネタバレを含みます!ご注意下さい!

このキャラのサイコパスチャートはこちら!

残虐性
★★★★★
人の命をなんとも思ってなく、邪魔者のボディを透明にする姿は嬉々としており、異常さが際立つ。とんでもなく残虐。
悪のカリスマ性★★★★☆
小悪党ムーブが多いが、笑顔で”処理”する姿には、罪悪感など微塵もないぶっ壊れ倫理観が垣間見える。
まさしく悪の権化。
自分なりの悪の矜持があれば、なお良かったです。
芸術性
★★☆☆☆
いわゆる芸術◯人では一切なく、自分に降りかかる火の粉を払うべく、自分のために淡々と行うのみ。
いわゆる完全犯罪といった意味では、芸術性があるとも言える。
人心掌握
★★★★★
飴と鞭の使い分けが異常にうまい。
最初は飴から。どんどん関係が深くなっていくと鞭もふるい始める。相手の人間性を見抜くのが得意。
人当たり
★★★★★
関係が浅い相手には愛想が良く、しょうもないダジャレをよく言う”ユニークなおじさん”にしか映らない。
嫌われる方が難しいくらい人当たりがいい。

あらすじ

熱帯魚専門店を営む主人公「社本信行」は前妻に先立たれ、再婚した嫁「妙子」と

実の娘「美津子」と暮らしているが二人は仲が悪く、社本も干渉せず、家族間は冷え切っていた。

そんな中、社本は面倒見のいい同業者、村田幸雄と知り合い親しくなる。

一緒にビジネスをしようと持ちかけられるも、その男が連続殺人犯だと気付き、手を引こうとするも

すでに取り返しのつかない状況に巻き込まれ、、、

村田幸雄について

大型の熱帯魚専門店「アマゾンゴールド」を営む経営者

事業は成功しており、熱帯魚専門誌の裏表紙を飾れるのが自慢。

非常に明るい性格で、おしゃべり好き。誰とでも打ち解けることができ、

それは、性別、年齢問わずである。

ただ、中年男性の年齢相応なサムいダジャレを言うのと、女性との距離感が近すぎるのがたまにキズ

一回りは年下の妻「愛子」がおり夫婦仲もよい。

愛車も真っ赤なフェラーリを所持しており、

順風満帆の人生を送って見えるが、、、

村田との出会い

社本と村田はスーパーで知り合いました。

というのも、社本家は冷え切っており、娘の美津子は非行に走り、

スーパーで万引きをしていました。

それをスーパーの店長に報告したのが村田であり、

美津子の保護者として呼ばれた社本夫婦が、店長に詰められている時に、

なだめに入ってきたのも村田である。

村田と店長は仲がよく、店長をなだめ、美津子の万引きを不問にしてもらいました。

ここで社本は、村田に対して借しを一つ作ってしまいます。

そうして問題が解消した後、村田は奥さんである美津子から、社本が熱帯魚専門店を営んでいることを聞いたと言い

「よかったらウチの店見ていきませんか?」

と誘います。しかし言葉は柔らかいが少し強引な村田。

社本は村田に借りがあるので断りきれない。

なくなく社本たちは村田の店に見学に行くのですが、、、

それが全ての間違いだった。

筆者てるみん
筆者てるみん

人当たりがよく、親しくしてくれる村田。

一見いい人に見えるが、ここで怖いのは

社本の素性を調べるリサーチの速さ

と、美津子を助け、

社本にNOと言わせない状況

を作り出した事だと私は思います。

ガンガン行こうぜ!押しの強い村田

村田の店を見学していると、社本は村田からこう提案されます。

村田
村田

よかったら、ウチで美津子ちゃんを働かせてみませんか?

聞いてみたら、村田の店は全寮制となっており、働かせたら完全に美津子を村田の所に置いてしまうことになる。

さすがに会ったばかりの相手に「はい。そうします」と言えるわけもなく、

断ろうとするのですが、押しの弱い社本は、

あれよあれよ村田に押し込まれ、

娘の美津子も取り込まれ、結果、、、

美津子を働かせることを決めてしまうのでした。

その後、村田は「仕事の話があるから」と先に

社本を帰し、

美津子を嫁の愛子に任せ、

社本の嫁の妙子と二人っきりに。

村田は妙子が置かれている境遇、美津子とうまく言っていないことを言い当てます。

村田
村田

美津子ちゃん、旦那の連れ子で大変でしょう?

さらに妙子が抱えている不満、欲っしている事を言い当てて、

妙子を誘惑します。

まんまと妙子は村田に流され、身を預けるのですが、、、

行為に至ると村田は一変。

村田
村田

おい、自分で服脱げよ(ビンタ)

あんなに優しかった村田が急変!妙子もびっくり固まってしまいます。そう!

村田はDV野郎に進化した!!

しかし妙子もまんざらでもなく、

行為は終わり、村田が妙子を社本の家まで送り届ける間に、

二人はすっかり恋仲になっていました。

家に戻った妙子は、社本に

「村田さんとビジネスをして欲しい」

と懇願するのでした。

てるみん
てるみん

人当たりがよく、口が上手いのはサイコパスの常ですが、

恋愛がうまいのも流石ですね。

ここで村田は、社本の嫁と娘を完全に手玉にとってしまいました。

社本を追い詰めた村田のその目的とは、、、

お前のボディを透明にしてやろうか!?

その後、社本はビジネスの話を聞きに行くと、そこには、

村田、

愛子

の他に、

村田の顧問弁護士 筒井

と、

出資者 吉田

がいました。

話を聞くと、村田は希少価値が高い熱帯魚を海外から取り寄せたので、

村田のネットワークを通じて、各々で販売するのはどうだろうか?

という話だった。

ただしその熱帯魚の金額が相場より10倍高く、その事を知っていた吉田から

否定的な態度を取られる村田。

そして話を聞きに来ただけなのに、淡々と出資させられそうになっている社本は

村田を部屋の外に連れ出し、話が違うと言うと、

村田は「吉田さんを一緒に説得して欲しい」という。

説得された社本は、仕方なく村田と部屋に戻ると、

既に契約書にサインし、現金を渡している吉田の姿が。

何があったかわからないが、筒井と愛子がうまく説得したようで、

吉田はご機嫌で愛子からもらったドリンクを飲んでいる。

しかし、ドリンクを飲むと吉田は一変

苦しみだして4んでしまう。

そこから慣れた手つきで村田と愛子は、吉田の4体を布団で巻き、

震える社本を怒鳴りつけ、運搬の協力をさせて、あれよあれよと

ハラキリ山

に連れて行きます。

その際、今まで親切だった村田と愛子の姿は一切なく、

社本は車を運転させられ、

村田から座席を殴られる始末。

しかし本当の地獄はここからでした。

ハラキリ山には

小さな廃教会

があり、村田は

幼少期に父親に連れて来られたとのこと。

村田たちは吉田の4体を廃教会の中に運び、

そのまま浴室に運び、愛子はキャンドルの火を灯します。

そして大量の刃物を浴室に持ってこさせ、、、

村田と愛子は吉田の4体を解体し始めます。

慣れた手つきで解体する二人と対象的に

信じられないものを見せられ震え上がる社本

それを見た村田たちは笑顔で

村田
村田

お前にはきついだろ。あっちで休んどけ。

と、

謎の気遣い

をしてきます。

言葉に甘えてソファで横になる社本。

浴室からは、解体しながら談笑する、村田と愛子の会話が聞こえてきます。

しばらくすると社本は村田に呼ばれ、恐る恐る浴室に向かうと、、、

見るも無惨にバラバラになった吉田の4体が。

そして相変わらず笑顔で、

村田
村田

社本、コーヒーを淹れてくれ。とびきり美味いやつ!

という村田。

いや、その程度のことで現場に呼ばないで欲しい。

こうして一休みした村田は、吉田の骨を

醤油をかけながら焚き火で燃やし、

肉や臓器は細かく刻んで、

山の川に不法投棄。

おい、ここら一帯に住んでる人の飲水に使われてたらどうするんだ。

地域の人にまでカニバリズムを強制するとんでも野郎である。

こうして完全に4体を消滅させた村田は

村田
村田

吉田のボディを透明にしてやった!

と言います。

こうして社本は、完全に村田たちの共犯者となってしまい、

奥さん、娘という弱みを握られ、逃げるに逃げれない状況に陥ってしまいました、、、

てるみん
てるみん

ちなみに人骨に醤油をかけて燃やすのは、燃やす時に出る、

人骨特有の臭み

をごまかすためらしいです。

焦げた醤油の匂いでBBQやってると思わせれるとのこと。

う〜ん勉強になるけど、、、

BBQ食べれなくなるからやめてほしい。

社本、覚醒 〜そして村田の親心〜

吉田を透明ボディにしたのち、村田は社本に釘を刺します。

村田
村田

お前、もし逃げたら嫁と娘がどうなるかわかるよな?

そう言われ、言い返すことも出来ない社本は震えることしか出来ません。

その姿を見て村田は

村田
村田

俺のちっちゃい頃にそっくりだな。言い返すことも出来ないのか?

といい、

何度も社本にビンタをします。

結局、やり返しもせず、やられ続けてる社本に村田は見切りをつけ、その場から撤収します。

そして悲劇は繰り返す。

今度は弁護士の筒井が、社本と愛子に、

「村田を裏切って透明ボディにしよう」

と提案します。

しかし、その後、愛子のハニートラップに筒井は引っ掛かり、56されてしまいます。

ついでに筒井のお付きの運転手も56し、

村田に連絡して合流し、

またしてもハラキリ山で解体作業を手伝わされる社本。

完全にいいように使われてます。

手慣れた手順で解体する村田と愛子。

相変わらず解体が始まるとその場から逃げようとする社本に村田はこういいます。

村田
村田

社本にボディの透明の仕方を伝授してやる!

マ〜ジで余計なお節介

料理教えるみたいに簡単に言うな。

もちろん社本は拒否します。

しかし村田は、

村田
村田

でも、俺等がいなくなったら、お前一人でやんなきゃいけないんだよ?

覚えておいたほうがいいって!

なぜ社本がボディを透明にする前提なのか?

自分がすることは、相手もいずれするだろうという

サイコパス全開の発想。

完全にぶっ飛んでます。

しかし私がここで注目したいのは、

なぜ村田は社本にやり方を教えようとしたのか?

という点です。

私なりに思ったことですが、村田は、ビクビクしてる社本に

小さい頃の親父に虐げられた自分

を重ねてしまい。

今の自分のように成長させたい

といった、

親心

があったのではないかと思います。

もちろん、ひん曲がってはいますが。

その後の展開でも、村田は筒井たちを透明にしたのち、社本に

妙子を抱いたこと

をカミングアウトし、遂に社本を怒らせます。

社本は村田を殴りつけますが、村田は怒るかと思いきや、

村田
村田

いいぞ!俺を親父だと思ってもっと殴れ!

と、笑顔で言い放ちます。

殴られながら怒るでもなく、へらへらし続ける村田。

ここにも村田の狂気を感じます。

そして村田はなぜか社本にこう提案します。

村田
村田

よし!社本!お前、愛子を抱いてみろ!

それに対して拒否する社本と、

江戸前鮨の大将みたいに

「あいよ!」

という愛子。

愛子、ノリノリである。

そして、抵抗する社本を二人がかりでレ◯プさせる状況。

え?どういう状況??

あまりこのシーンを詳細に話すのは好ましくないのはわかってますが、、、

村田が社本の腰を足で押し、行為の手助けをしてる姿は狂気そのものです。

そして自分から進んで行為しだす社本。

その姿に喜ぶ村田を尻目に、、、

社本は近くにあったペンで愛子の首を刺してしまいます。

村田もすかさず

村田
村田

社本!やりすぎだお前!

というも、

社本、完全に覚醒。

今度は村田を抑え込み、

何度も何度も抵抗しなくなるまで、ペンを突き立てました。

村田は最初は強気でやめろと言ってましたが段々としおらしくなって行き、、、

そんな姿を見て瀕死の愛子はケタケタ笑います。

このシーンは劇中1.2を争うくらい狂ってるシーンでした。

てるみん
てるみん

遂にサイコパスとして覚醒してしまった社本。

くしくも師匠にあたる村田をめった刺ししてしまいます。

しかし、反抗した社本に喜んでいた村田は、確かに社本に対して

歪みきってはいるが親心

があったのではと思います。

でも本当に一番やばかったのは、、、

そうして村田を瀕死にした社本は、

なぜか首を刺されてもピンピンしている愛子に命令します。

「村田を(車から)降ろせ」

完全にオスの顔つきになった社本に興奮を隠しきれない愛子は

社本に言いなりになってしまします。

そして社本は愛子に

「お前は俺の女だ」

といい。

村田を透明にすることを指示。

そして一旦家に戻った社本は、

妙子に力ずくで飯を作らせ、

美津子に力ずくで一緒に飯を食わせ、

抵抗する美津子を拳で気絶させ、

その横で妙子をレ◯プする

といった

村田直伝の暴力の支配を行い

また愛子のもとに戻ります。

社本は完全に壊れてしまったかと思いきや、

ハラキリ山に戻る最中に、

刑事に事の顛末をすべて話し、ハラキリ山に来るよう指示します。

ここで社本は「けりを付ける」といいます。

それは愛子の◯害でした。

愛子のもとに戻った社本をみて、完全にメスの顔になっている愛子。

どうやら強い男に弱いらしい。

社本にキスをし、言い寄るも、

そこで社本は愛子を包丁で切りつけます。

悲鳴をあげ、裏切られた事に怒り狂う愛子。

抵抗してくる愛子になんとか致命傷を負わせることが出来た社本は

廃教会の外に出ます。

瀕死の重傷を負い、社本にも裏切られた愛子。

最後にどうするのかと思いきや、、、

自らバラして上半身しかない村田のもとに這い寄ります。

「あんたぁ、、、あんたぁ、、、」

といいつつ、村田の傍に寄り添って幸せそうに息を引き取る愛子。

私はこのシーンに、

村田でもなく、社本でもなく、

本当に一番狂っていたのは愛子なのでは?

と思ってしまいました。

終わりに

愛子にとどめを刺し、けりをつけた社本のもとにやってくる警察と、

保護されていた妙子と美津子。

社本が最後にとったまさかの行動とは、、、

この続きは是非、ご自身の目で見ていただきたい!!

いかがでしたでしょうか?

今回は

残虐性特化型サイコパス、村田幸雄

を紹介させて頂きました。

皆様にこのキャラの魅力が伝われば幸いです!

まだ作品を見てない人は是非、見て下さい!

見ないとボデーを透明にしちゃうぞ☆

ではまた!

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