【映画ミスト】ミセス・カーモディ【狂信者おばさん】

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こんにちは!

皆さん、1日1サイコパスしてますか?

今回は、鬱エンドで名高い、ホラー映画の傑作、ミストに出てくる、カルトおばさん

ミセス・カーモディ

について紹介します!

正直言って、あまり好きではないキャラですが、間違いなく彼女もサイコパスです。なら、、、

サイコパス・ソムリエの私が紹介しないわけないじゃないですか!!

彼女が見せた狂信性、そして人を魅了したその術について紹介していきます!

※本記事はネタバレを含みます!ご了承ください!!

あらすじ

穏やかな湖の畔に住む、デヴィッド・ドレイトン(主人公)と妻ステファニー、そして一人息子のビリー。

その三人はある日、大嵐に見舞われて、家や、ボート小屋が損壊する事態に見舞われる。

そこでデヴィッドは息子のビリーを連れて、街のマーケットまで買い出しに出るが、

消防車や軍隊が慌ただしく動いており、街の様子がおかしい。

大嵐の影響が大きかったのだろうと話すも、マーケットで買い出し中に、

静かな街に響き渡るサイレンの音。

そして鼻から血を流しながらも、ナニかから逃げてきた老人。

「霧の中になにかいる」

そう訴えているうちに、街は深い霧に包まれてしまい、マーケットから家へ帰ろうとするも、

霧の中にいるナニかに阻まれてしまう、、、

狂信者の始まり

まず、マーケットが霧に包まれた時、ミセス・カーモディは

「死に包まれてる」

といいます。これには、誰も反応がなく、独り言に近い状態。

その次に、この霧の正体についてみんなで話し合っている時、

ある人は、自然災害、ある人は、実験による科学現象という中、ミセス・カーモディは

「最後の審判が始まったのよ!」

そうして返されるfu○kの言葉。

この時点では誰からも相手にされておらず、ただの狂信者だと思われています。

狂信者の動機

話は少し進み、マーケットの全員が、外にいる異形について信じ始めた頃、

カーモディはトイレに篭り、祈りを捧げていました。

「どうか私にこの人達を助けさせてください」

「あなたの言葉を説かせてください」

「この人達を救えたら私の人生に意義を見いだせる」

などなど、、、

たぶんこの言葉に嘘偽りはなく、信仰の教義によって、本当に周りの人たちを救いたかったのだと思います。

この動機が、彼女の言動をエスカレートさせていきます。

狂信者の覚醒

そしてカーモディは、マーケットの防御を固める人々に、

「あらがっても無駄、神を迎える準備をするべき」

と説きます。

もちろん、鼻で笑われたり、いつ怪物に襲われるかわからない極限状態により、相手をイライラさせてしまいます。

中には、極限状態により精神的に疲弊している人も、、、

そして彼女はこう予言を残します。

「今夜、闇に紛れて怪物たちが襲いに来る」

そして予言は当たり、夜に怪物に襲われる人々、

辛くも撃退するも、カーモディの予言の通りになったこと、

怪物がカーモディを襲わなかったことを目の当たりにし、

人々の気持ちがカーモディに偏っていきます。

そしてカーモディは、恐怖に震える人々の中、ただ一人だけ、恍惚とした表情を浮かべるのでした。

預言者への進化

酷い火傷を追った仲間を助けるべく、デヴィッドは仲間を募り、すぐ近くの薬局に行くも

怪物の襲撃に会い返り討ちに。

怯えきった状態で帰ってきた主人公たちに、マーケットに残っていた人々は更に怯え、

カーモディが唱える「救い」に傾倒していき、もはや看過できない人数に。

主人公たちは身の危険を感じ、脱出の為に軍人から霧の正体について聞くも、

カーモディの狂信者の一人に盗み聞きされてしまい、その軍人は怪物への生贄に。

このシーンでの怖いところは、カーモディだけでなく、

信者の人々が、人を殺したのに、正しいことをしたという顔をしている所です。

極限状態、人の命を奪うという善悪を超越して、ただ自分が助かりたいという安心感、もしくは正義の名のもとにやった正義感がなんとも気味が悪いシーンです。

預言者の最後

マーケットの人々の大半がカーモディ信者となり、もはや生贄になるのを待つだけになってしまった主人公たち。

意を決し、寝静まったことにマーケットを脱出しようとするも、カーモディに発覚。

「何もしない。ただ出ていくだけ。食べ物”恩恵”を分け与えてほしい」

と、彼女の教義に則った、意見を主人公は言うも、

「罪人が恩恵とはおこがましい、彼らが災厄を持ち込んだ」

と意味不明な責任転嫁。

もはや彼女の発言の正当性を求める者などなく、

ただ彼女の意に従えば、救われると信じてる思考停止した人々が大多数を占めていた。

そしてカーモディ信者と脱出組の内部抗争になり、

カーモディは主人公の子供を生贄に捧げようとするも

銃を持った主人公の仲間に射殺されてしまいます。

あまりにもあっけない幕引き。個人的には物凄くスッキリしました^^

こうして預言者カーモディはあっけなく、劇中から退場するのでした。

終わりに

いかがでしたでしょうか?

狂信者ミセス・カーモディのサイコパス性が伝わったでしょうか?

私が思うに、彼女は確かに言葉巧みで頭が回る、知能の高いキャラだと思います。

人々を扇動するシーンは、思わず見てるこっちまでが恐怖心に駆られてしまうほどで

間違いなく、私は彼女に拒絶反応を持っていました。

しかし、見ている視聴者に危機感を抱かせるほどのサイコパス性を彼女は有していたともいえます。

ただ彼女が「街の変わり者」から「預言者」として成り得たのは、やはり、置かれた環境による所が大きく、霧に包まれない限り、彼女に耳を傾ける人はいなかったでしょう。

そうした、特異な環境と、彼女の狂気的な信仰心が合わさった結果、彼女のサイコ性が垣間見えた作品だと思います。

でもやっぱり、

「人々を救いたい」と神にいいつつ、生贄にはならない。自己犠牲の欠如。

こんな状況だから、よかったら話し相手になるという相手に、

「バカにするな。お前と友だちになるくらいなら、く○と友だちになったほうがマシ。」

という隣人愛の精神が一欠片もない傲慢な態度。

彼女は教義を全うする聖人でなく、人間という生々しい一面もあり、

好きになれないなぁ、、、

というのが私の感想です。

皆様はどう思ったでしょうか?

みなさんの意見をコメントで頂けたら嬉しいです!

では!また別の記事で!!

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